8月に入り、暑さも厳しく感じられるようになりましたね。
今年もいよいよ夏がやって来た感じです。
子供たちは、長い夏休みに入り、ご家族で海や山などに
行かれる方や、ご実家でのんびり過ごされる方も
いらっしゃると思います。
ご家族の良い思い出となる夏にしていきたいですね。
今回は、新築戸建てをご購入される際、ご両親など
からの資金贈与について、触れてみたいと思います。
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親が贈与した購入資金額
上記の表は、アットリサーチによる、300名を対象に親が住宅購入資金を
子供に贈与した調査結果です。
※調査期間は、2014年10月31日~11月4日までとなります。
子供が住宅購入の際に住宅購入資金を贈与した親300名の平均贈与額は、
564万円のようです。
子供が男性の場合では平均616万円、女性の場合は平均498万円となり、
男性の方が100万円以上多い結果となっているようです。
やはり、住宅の購入者(名義人)は男性が多く、
女性は共有名義にするなどの理由で
親より贈与を受けている場合もあるのかもしれませんね。
贈与額の分布
上記の表は、同調査機関による、贈与した住宅購入資金額の調査結果です。
贈与額の分布で見ると、
500万円以上600万円未満の割合が22.9%と最も多く、
次に100万円以上200万円未満の割合が19.8%、
1,000万円以上1,500万円未満の割合が13.0%となっているようです。
その他、200万円以上300万円未満の割合が10.4%、
300万円以上400万円未満の割合が12.6%と
ともに全体の10%以上の割合となっています。
住宅ローンを利用して住宅を購入する場合、
贈与額によっては、かなり返済額も抑えられますね。
親子の居住地別の贈与額
上記の表は、同調査機関による、親と子供の居住地が同じ都道府県か
どうかで比べた調査結果です。
親子が同じ居住地に住んでいる方は、
642万円と平均贈与額が多いようです。
居住地が違う親子は、平均贈与額は439万円となり、
203万円の差が付いたようです。
また、贈与額は、女性よりも男性の方が多く、
親子が同じ居住地の方が、より多い傾向が
あるようです。
贈与した理由
上記の表は、同調査機関による、親が住宅購入資金を
子供に贈与した理由の調査結果です。
上位では、
1位は、「子供により良い生活を送って欲しいから」41.7%
2位は、「住宅購入時は、贈与税の非課税制度があるから」34.0%
3位は、「子供に、楽をさせたいから」と「親の義務だと思っているから」29.3%
となっています。
いくつになっても、子を思う親の心情がうかがえます。
その他では、
9位は、「気兼ねなく、子供の住宅に遊びに行きたいから」9.3%
11位は、「老後の世話をしてもらえることを期待して」5.0%
12位は、「将来、子供の住宅に住みたいと思っているから」1.7%
となっています。
少数ですが、子供から見返りを期待している方もいらっしゃるようです。
贈与しない理由
上記の表は、同調査機関による、逆に贈与をしなかった理由
の調査結果です。
上位では、
1位は、「「自分は自分、子供は子供」お互いに自立していたいから」43.0%
2位は、「自分の資金に余裕がなかったから」39.0%
3位は、「子供がお金を必要としていなかったから」32.0%
となっているようです。
1位の「お互いに自立していたいから」が、43.0%と最も多いですが、
3位の「子供がお金を必要としなかったから」も32.0%と
全体の約1/3を占めています。
子供がお金を必要としたら、贈与をしたのかもしれませんね。
住宅取得等資金贈与の非課税特例
ここで今年、親から住宅取得等資金贈与を受けて、
新築戸建てをご購入した場合の非課税の特例をご紹介します。
贈与を受ける受贈者の年齢は20歳以上(贈与の年の1月1日現在)で、
贈与を行う贈与者は、直系尊属(父母または祖父母)が
対象となります。
※但し、受贈者の贈与を受けた年の合計所得金額が2,000万円
以下でなければ非課税の適用を受けることができません。
適用対象となる住宅については、
延べ床面積が、50㎡以上240㎡以下となります。
平成28年分の一般住宅で700万円+基礎控除110万円=810万円
までが非課税となります。
※質の高い住宅(省エネルギー性・耐震性・バリアフリー性
のいずれかを備えた良質な住宅)については、
1,200万円+基礎控除110万円=1,310万円
までが非課税となります。
思った以上に、大きな金額を贈与してもらっても、
贈与税はかからないことになります。
※この非課税特例を受ける場合には、贈与税が
非課税でも、翌年(平成29年3月15日まで)
税務署での確定申告が必要となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今年、新築戸建てのご購入を考えられている方、
お盆にご実家に帰られることがあれば、
ご両親と、ご家族の将来設計について、
ゆっくり語ってみてはいかがでしょうか。
その際、資金贈与のお話をしてみるのも
良いチャンスかもしれませんね。
埼玉の不動産 ハウス壱番館の藤谷でした^^