
5月も半ばになり、気温も上昇してきました。
梅雨入り前のこの時期に、野菜作りに挑戦してみませんか?
お庭でも、プランターでも、オーケー!
苗から育てる初心者向けの夏野菜のご紹介です!
Contents
◎準備
まず始めに、準備するものは?
土‥‥市販の「野菜用培養土」を利用すると簡単です。
肥料‥‥化成肥料と有機肥料があります。
※化成肥料とは‥無機質の原料を化学的に合成して作られたもの。
安価で速効性あり。
※有機肥料とは‥米ぬかや家畜のふん、たい肥などを発酵、熟成させて作られたもの。
価格は少し高め。効き目は弱く、肥料が効くまで時間がかかる。
支柱や紐‥‥野菜によっては、使用しない場合もあります。
プランター‥‥野菜によって適したサイズがあります。
苗‥‥選び方に注意が必要です。
それでは、各野菜ごとに詳しくみていきましょう。
◎ピーマン
おすすめ野菜の1番目はピーマンです。
≪プランターの場合は、深型タイプ(高さ30cmくらい)を準備。≫
1)苗の選び方
茎が太くまっすぐで、全体ががっちりしている。
葉の色が深緑色で、葉の枚数が多い。
一番目の花が開花しそうなもの。
2)苗の植え方
培養土に植え穴(苗のポットより少し大きめ)を開けて植え付ける。
苗と苗の間は、60cm以上空ける。(プランターなら20cm以上は空ける。)
根付くまで、約1週間くらいは、毎日しっかり水やりをする。
3)支柱
植え付けてから、1~2週間のうちに、支柱をたてる。
地面にしっかりと差し込み、紐は緩めに結ぶ。
4)肥料
一つ目の実ができたら、1回目の肥料をやる。
その後は、2週間に1回は追肥する。
5)水やり
乾燥に弱いので、表面が乾いたら水やりをする。
こまめにするのではなく、一回にたっぷりと。
6)収穫
実の大きさが7cm程になったら収穫。
早めに収穫しないと株が疲れて、実が付きづらくなる。
7)その他注意すること
葉や枝が混んでいるところは取り除き、風通しを良くする。
◎なす
おすすめ野菜の2番目は、夏から秋にかけて美味しいなすです。
≪プランターなら深めなもの(高さ30cm)を準備。≫
1)苗の選び方
茎が太く、葉が大きく、色艶がいいもの。
一番目の花が咲きそうなもの。
2)苗の植え方
植え付ける1時間以上前に、苗のポットに水をたっぷり含ませ、
苗の根元の土が壊れないようにしておく。
ピーマンと同様に植え付け、仮支柱を斜めに1本立て、紐で緩く固定する。
水をたっぷり与え、株元にワラを敷く。(乾燥を防ぐ為。)
苗と苗の間は、60cmは確保。(プランターなら30cmは空ける。)
3)支柱
苗が50cmくらいになったら、支柱を3本ほど、
枝にそってバツ印のように立体に立てる。
4)肥料
植え付けてから1ヵ月後、1番目の実が膨らみ始めてから、
定期的に(10日間~2週間ごとに)肥料を与える。
5)水やり
乾燥に特に弱いので、水やりは重要。
特に夏場は、朝と夕方にたっぷりとあげる。
6)収穫
ピーマン同様、早めに収穫しないと株が疲れる。
特に1番始めにできた実は10cmくらいで収穫する。
7)その他注意すること
日照不足は発色不良となるので、
枝や葉が混んでいるところは取り除き、実に日光が良く当たるようにする。
◎ゴーヤ(にがうり)
おすすめ野菜の3番目は、栄養豊富なゴーヤ(にがうり)です。
夏の暑さ対策で人気の『グリーンカーテン』にもなります。
是非、挑戦してみましょう。
≪プランターの場合は、深型タイプ(高さ30cmくらい)を準備。≫
1)苗の選び方
茎が太く、葉や茎の色が濃い緑色のもの。
本葉が6枚くらいついているもの。
2)苗の植え方
苗と苗の間隔は40~50cmは空ける。(プランターなら30~40cmは空ける。)
植え付け後にたっぷりと水をあげる。
3)支柱
1株に1本、苗を植えたら早いうちにしっかり立てる。
実が多くなり、重みで倒れてしまわないよう、
成長を見ながら支柱を増やしたり、補強する。
4)肥料
1つ目の実ができたら、1回目の肥料をやる。
その後は、約2週間に1回は追肥する。
栄養が不足すると、葉の色が黄色くなる場合がある。
5)水やり
夏の暑さに強い野菜で、日当りを好むので、
乾燥したら、しっかりあげる。
真夏は、葉がしおれ気味なら朝夕にあげるが、
多湿には弱いので、あげ過ぎに注意。
基本は、朝にたっぷりあげる。
6)収穫
成長が早く、開花してからどんどん実が大きくなるので、
熟す前(緑色の時)に収穫。
熟しすぎると実の色が黄色くなり、株が弱る。
グリーンカーテンにするには 支柱やベランダのてすり、物干しなどを利用してネットを張ります。
ネットの貼り方は、状況に応じて工夫して下さい。 葉が5、6枚になったら、 つるの先の芽を手で摘み取ると横に広がって伸びていきます。 伸びてきたつるをネットに巻き付け、数か所を軽く留めてあげましょう。 |
◎まとめ
夏野菜は、苗から育てれば短い期間で育つので、
初心者に向いています。
手間は確かにかかりますが、
収穫できれば、喜びもひとしおのはず!
何より、自分で作ったものは、形や色が多少悪くても、
美味しく感じるものです。
さらに、緑のカーテンが成功すれば、
今年の夏は、いつもと違った夏になるかも?
挑戦してみる価値はありそうです!
埼玉の不動産 ハウス壱番館の島野でした^^