
新築一戸建てを購入される際に、
将来かかるであろう修繕費用について、
心配される方が多いと思います。
マンションの場合は、
修繕費の積み立てを行っているところが多いですが、
一戸建ての場合は、
それぞれかかる費用も違えば、
積み立ても各自の判断となります。
そもそも新築一戸建ての場合、
将来、どのくらいの費用がかかるのか?
修繕が必要になる場所はどこなのか?
気になりますね。
この疑問に答えてくれたのが、
アットホーム(株)のトレンド調査(アットホーム調べ)です。
不動産情報サービスのアットホーム(株)は、
木造の新築一戸建てを購入し、
そこに30年以上住んでいる人 495名を対象に、
「一戸建ての修繕の実態」に関する調査を行いました。
Contents
◎調査概要
◎調査結果(抜粋)
Q.これまでに自宅修繕にかけた費用の総額はいくらですか?
(対象:495名、有効回答:495名、フリーアンサー)
平均築年数が35.8年で、
修繕にかけた費用の総額は、平均556万円となっています。
Q.自宅の下記の場所について、これまでに修繕した回数と、
その修繕費の合計金額、又、1回目に修繕した時の自宅の築年数を教えて下さい。
(対象:495名、有効回答:495名、フリーアンサー)
「外壁」を修繕した経験者が最も多く、
次いで「給湯器」、「トイレ」となっており、
築20年前後に1回目の修繕を行っていることがわかります。
Q.自宅の修繕費を毎月積み立てていたことがありますか?
(対象:495名、有効回答:495名)
9割の人が積み立てをしていないことがわかります。
Q.自宅の修繕費は、毎月積み立てるべきだと思いますか?
(対象:495名、有効回答:495名)
半数以上の人が、積み立ての必要性を感じているようです。
Q.自宅の修繕を自分自身で行ったことがありますか?
(対象:495名、有効回答:495名)
ホームセンターなどを利用したり、インターネットなどで調べたりと、
自分で修繕を行いやすい環境になっていることもあり、
半数近くの人が、
「修繕を自分で行ったことがある」と答えています。
Q.自宅の修繕を自分自身で行った場所はどこですか?
(対象:自分で修繕した人247名、有効回答:247名、複数選択可)
「壁紙・内壁」が最も多いですが、実にいろいろな場所を修繕されていますね。
Q.木造一戸建ての寿命は、何年くらいだと思いますか?
(対象:495名、有効回答:495名、フリーアンサー)
木造一戸建ての寿命は、「50年~59年」と思っている人が一番多かったようです。
◎保証やメンテナンスは?
ハウスメーカーの保証やメンテナンスはあるのでしょうか?
新築住宅の場合は、「住宅品質確保法」に基づき、
住宅の構造耐力上主要な部分(基礎・柱等)と
雨水の侵入を防止する部分の瑕疵(かし)について、引き渡し日より
10年間の保証が、売り主業者等に義務付けられています。
※詳しくは、当コラムサイト「住宅瑕疵(かし)担保履行法について」を参照下さい。
又、ハウスメーカーによっては、10年経過後についても
独自のメンテナンス等が設定されている場合もありますので、
新築を購入される際には、詳しく説明を受けることをお勧めします。
◎まとめ
築年数が浅いうちは、保証やメンテナンス等でカバーされる部分もあり、
さほど心配なさそうな修繕費ですが、
20年、30年先を考えるとやはり気になります。
そして、その費用を把握することは、なかなか難しいです。
しかし、アットホーム(株)による新築購入者のデータは、
ある程度参考になるかと思います。
調査結果から言えることは、
修繕回数が多い場所や、費用がかかる場所は特に、
日頃のお手入れや、早めのメンテナンス等を心掛けることも
重要なポイントではないでしょうか。
又、可能であれば、
少しづつでも積み立てておければ安心ですね 。
埼玉の不動産 ハウス壱番館の島野でした^^