7月は、熱中症予防強化月間です。
熱中症とは、熱失神・熱痙攣・熱疲労・熱射病など、
暑さによって生じる症状の総称です。
熱中症は、子供から高齢者まで幅広い年代で発症し、
毎年、多くの方が救急搬送されています。
また、日中の屋外だけでなく、夜間や屋内も
含めて注意が必要です。
その症状や予防策などをまとめてみました。
Contents
引き起こす3つの要件
熱中症を引き起こす要件は3つあります。
①環境:気温が高い・湿度が高い・風が弱い
あるいは閉め切った室内・急に暑くなったなど。
②体:高齢者や乳幼児・糖尿病などの持病がある・
栄養状態や寝不足などの体調不良。
③行動:激しい運動・長時間の屋外作業で水分補給
ができない状況。
通常、体温が上がると発汗などで体温調節が行われます。
しかし、上記の要件により、体が十分に対応できなくなり、
体内に熱がこもってしまいます。
その結果、熱中症を引き起こしてしまうのです。
若年男性のスポーツや中年男性の労働による
発症頻度は屋外が多く、高齢者では男女とも
屋内での発症が多いようです。
主な症状としては、めまい・立ちくらみ・
手足のしびれ・頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・
虚脱感などがあります。
重症になると、意識障害・痙攣を起こすことも
あります。
予防のポイント
予防するためには、以下のような点に気を付けましょう。
①暑さを避ける
室内では、扇風機やエアコンを有効に利用して、
温度の調節を心掛けて下さい。
また、窓にすだれや遮光カーテンを取付けるのも、
暑さを避ける効果があります。
外出時には、日傘や帽子を着用し、衣服も通気性・吸湿性・
速乾性のよいものを着用することをおすすめします。
また、無理をせず、小まめな休憩をとることが大切です。
②小まめに水分補給
喉の渇きを感じなくても、小まめに水分・塩分などを
補給することが大切です。
発症が疑われる場合
熱中症が疑われる場合は、以下のような対処が必要です。
①涼しい場所へ移動
エアコンが効いている室内や、風通しのよい日陰など
で横になる。
②体を冷やす
衣服を緩め、特に、首の周り・脇の下・足の付け根など、
体を冷やす。
③水分の補給
自分で飲める状態であれば少しずつ水分を補給する。
自分で水分補給ができない場合は、すぐに救急車を
呼びましょう。
統括
暑さの感じ方は、その日の体調にもよります。
また、人によっても異なります。
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者のようです。
高齢者は、感覚機能や体の調整機能が低下している場合が
ありますので十分注意が必要です。
また、乳幼児や小さなお子様は体温調節機能が十分に発達
していないので気を配ってあげる必要があります。
室内の場合、気温の高い日や湿度の高い日には、適度に
エアコンを使用することを心掛けましょう。
新築戸建で熱中症対策!
7月に入り、暑さもだんだんと厳しさを増してきます。
冒頭で記述したように、熱中症は日中の屋外だけでなく、
夜間や屋内(家の中)でも発症します。
これからは、住まいの断熱構造などをより重視していく
ことも大切です。
埼玉の不動産 ハウス壱番館の藤谷でした^^